以前、未経験からデザイナーになるためには、独学ではなくスクールに通うことをおすすめしました。
その際、スクール選びのポイントとしていくつか挙げました。
今回はあのデザイン会社『LIG』で働く人が講師を勤めている『デジタルハリウッドSTUDIO by LIG』について調べてみました。
- 未経験からデザイン業界で働きたい
- スクールに通いたいけど、沢山ありすぎて迷っている
- 学ぶだけではなく、しっかりと就職したい
- 授業だけではなく、就職・転職のサポートも充実しているスクールが知りたい
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGとは
『デジタルハリウッドSTUDIO by LIG』は2015年に開講したクリエイター向けのスクールです。
オンライン・オフライン問わずに学ぶことができるスクールです。
ネットで検索すると、デジタルハリウッドSTUDIOという名前のスクールも出てきますが、デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(以降デジLIG表記)とデジタルハリウッドSTUDIOは少々異なります。
ちなみにデジタルハリウッドSTUDIOは全国に拠点があるのに対して、デジLIGは関東圏にのみ拠点があり上野校、池袋校、大宮校、北千住校、川崎校、町田校の6校のみになります。
では名前の表記にもある『LIG』とは一体何でしょうか?
実は『LIG』は知ってる人は知っている、Web制作やシステム系の企画・運営会社です。
LIGとは?デジLIGは通常のデジタルハリウッドSTUDIOと何が違うの?
LIGは「Life is Good」を略した会社名。東京都台東区にオフィスを構えています。
Web制作を中心に企画・運営をする会社で、国際的なデザインアワードを多数受賞しています。
自社ブログも運営していて、ブログは毎月500万PV(!)の数字を叩き出しています。
そんなLIGの名前がついたデジLIGとデジタルハリウッドSTUDIO。一体何が違うのでしょうか。
細かな違いはいくつかありますが、最大の違いはコレにつきます。
デジLIGは現役のクリエイターが講師を勤めているため、現場で働く目線で指導を受けるこができます。
驚きですね……
『昔クリエイターとして働いていた人がスクールで講師を勤める』という例は多くありますが、現役となるとより現場で働く目線で教えてもらえる≠就職・転職後、すぐに現場に慣れることができそうです……!
現役クリエイターが講師を勤めるデジLIG。
就職・転職を目指してスクールを探している人にとっては、期待値が高まりますね。
デジLIGで学べるスキルの種類は?
デジLIGはクリエイタースクールのため、たくさんのコースがありますが、本ブログではWebやグラフィック系のコースをメインに紹介してきます。
- Webデザイナー専攻【6ヶ月】
- Webデザイン入門プラン【3ヶ月】
- グラフィックデザイン講座【2・4ヶ月】
- 即戦力デザイン集中講座【2ヶ月】
- 主婦・ママクラス【1~6ヶ月】
その他、動画系でいくとAfterEffectsデザイン講座や動画編集入門プラン、30~40代向けにITやWEB系の知識を身に付けたい人に向けたコースなどもあります。
『主婦・ママクラス』という珍しいコースもあります。
こちらはWebデザイナー専攻コースをベースに、家事・育児と両立しながら学ぶことができるカリュキラムです。
詳細なコース内容については、下記のデジLIGの公式サイトで見ることができます!
デジLIGの各コースの受講料は?
スクール選びでポイントはいくつかありますが、料金について気になる人も多いのではないでしょうか。
結論から書くと、デジLIGは他のスクールよりも受講料が高いです。コース別に見ていきましょう。
受講期間 | 受講料 | |
---|---|---|
Webデザイナー専攻 | 6ヶ月 | 495,000円 |
Webデザイン入門プラン | 3ヶ月 | 187,000円 |
グラフィックデザイン講座 | 2ヶ月 | 165,500円 |
グラフィックデザイン講座 | 4ヶ月 | 275,000円 |
即戦力デザイン集中講座 | 2ヶ月 | 195,800円 |
主婦・ママクラス | 1~6ヶ月 | 346,500円(6ヶ月の場合) |
なかなかのお値段ですね…。私の感覚でいくと、決してお安くはないです。現役クリエイターから直接指導を受けられるという強みがある反面、その分料金が高くなるのかもしれません。
デジLIGで学んだあとは?就職・転職の実績
受講料でやや気が引けた方も多いのではないでしょうか?
私がそうです!
私自身、過去にスクールに通った経験があるため、調べていくうちに当時を思い出して本気で自分もスクールを探している気分になりました。
そしてやっぱり『高いよなぁ・・・』という感想。
グラフィックデザイン講座ならそこまでではありませんが、Webデザイナーになりたい人はWebデザイン入門プランやWebデザイナー専攻を選ぶ必ことになりますよね。
高額の受講料を払う前に知りたいのは、就職・転職の実績があるかどうか。
もちろん受講料の金額にかかわらず、個人の努力も必要ではありますが、実際、デジLIGで学んだ学生がその後就職・転職できているか調べました。
第一志望の内定決まりました〜!!😭💗
インハウスデザイナーとして6月から入社します🙋♀️
デジLIGで学んでよかった!!🙇♀️
近々転職活動で使ったポートフォリオ供養しようかな✌️
— ひかり@デジLIG (@chan_shashi) April 25, 2023
【報告】
webデザイナーとして内定をいただきました!
自社サイトでバナーデザインやLPサイトなどの担当になります😌
10月からの出社なのでそこまでバナーについて沢山学んでいきます!!
デジLIGで学ばなければこの業界に足を踏み入れられずにいたのでまじで感謝しかないです!!
がんばらねば😤😤😤— ことは¦webデザイナーなりたて (@web_koto) September 7, 2022
【ご報告】
この度、事業会社から内定をいただき、1月からインハウスのデザイナーとして働くことになりました。
頑張りが報われて嬉しいです!😭
さて、これからがスタート!精一杯頑張ります!#webデザイン勉強中 #webデザイナー#インハウスデザイナー#デジLIG— まいゆう🍡@インハウスデザイナー (@maiyu211) December 24, 2021
調べてみると、デジLIGを卒業後、就職・転職できたという声が多数あり驚きました。
近年クリエイティブ系やIT系のスクールが乱立していますが、実際スクール卒業後仕事に就けたという人がどれくらいるのか…
なんてことを考えていましたが、デジLIGではしっかり仕事に就くことができた人が一定数います!
就職・転職サポートはある?
授業内容も大切ですが、就職・転職を目標にする人にとって大切なのが、履歴書や職務経歴書の書類系のほか、ポートフォリオの添削や面接練習も行ってくれるかどうか。
自分が今後どうなりたいかなど、キャリアの相談もできたらありがたいですよね。
調べたところ、デジLIGでは就職・転職のサポートも行っており、さらには卒業後もサポートを行っているという声も……!
他にもデジLIGでは、未経験採用を行っている企業をエージェントを通じて紹介してくるサポートもあります!
内定2社出てどちらを選ぶか迷った‥
そんなときにデジLIGの方に相談したら的確なアドバイスをたくさんもらえてとても参考になったし、どちらを選ぶのがいいのかハッキリとしました😊
Webデザインの勉強だけでなく進路のこともアドバイスがもらえるのは大きいな✨#デジLIG #Webデザイナー #内定— sa@Web_designer (@degilig2203) July 30, 2022
デジLIGの転職相談、想像以上に手厚くてめちゃくちゃありがたい、、😳絶対就職先決めるぞ!って思った(照
— Akari@デジLIG卒業生 (@akariWEB_design) December 6, 2022
今日は転職面談でした🖥
卒業後でも転職サポートを受けられるデジLIGありがたい🙏
客観的に見た自分の強みを知ったり、押していくべきポイントを可視化するのは自分1人で転職活動していると中々難しいので、凄く有意義な時間でした!
まずは履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの修正を進める🏃♀️— まなん (@yu_m82) March 19, 2023
【追加情報あり】デジLIGのメリット・デメリット
ここまでデジLIGについて調べた内容を紹介してきましたが、メリット・デメリットについてはどうでしょうか。
デメリット
料金が高い
こちらは先述した通りコースによりますが、デジLIGの受講料は他のスクールよりも高いです。
ですが現役のクリエイターから直接アドバイスをもらえるという点を考慮すると、料金は適正なのかもしれません。
スケジュールをしっかり立てる必要がある
もし入校を考えていて未経験者の場合、当たり前ですが、それ相応に時間を確保して学ぶ必要があります。
特に働きながらの受講となると、より時間の確保が大切。
授業だけではなく課題もあるため、仕事+学ぶ時間+プライベートetc.のスケジューリング調整が必要です。
せっかく受講料を払ったのに仕事が忙しいなどの理由で、ドロップアウトしないよう注意が必要です……!
講師に質問できない?!返信に時間がかかる場合も
デジLIGの学習方法の基本スタイルは動画視聴です。カリキュラムに沿って、映像教材を視聴→自分で実践してみるという流れになります。
当然の流れとして、学習していくうちにわからないことや質問したいことが出てくるものです。
そういった場合は、デジLIGの最大の強みである現役クリエイターに質問することができます。
しかし、この最大のメリットである『講師に対する質問』について調べてみたところ、オンラインで質問した場合は、すぐに返信がこないという意見を見かけました。
公式サイトにもありますが、質問については講師の人の質問受付時間内にしないとすぐには返信がもらえないようです。
メリット
講師が現役クリエイター
やはり最大のメリットはこれでしょう。
私個人の体験談になりますが、過去にスクールに通い『実際の仕事では……』というノウハウを教えてもらったことがあります。そのノウハウを活かして……!と、転職してから業務に挑んだわけですが、割とギャップがあったりしました。
デジLIGでは講師が現役クリエイターのため、そういったギャップもなさそうです!
同じ目標を持つ生徒同士のつながりができる
デジLIGでは生徒同士のつながりが持てるよう、同時期に入校した生徒を集めて、懇親会や相談会を定期的に開いています。
もちろん参加必須というわけではなく、任意で自由に参加することができます。
ツイッターを見ていると、受講生同士のツイートをたくさん見かけました
受講料は分割で支払える
デジLIGの受講料は分割で支払うことができます。
デジLIGに限った話ではありませんが、やはりスクールに通うとなると数十万単位の出費がかかるので、分割払いができるのはありがたいですね。
分割回数はコースごとに異なるものの、公式サイトによるとコースによっては最大120回払い(!)も可能です。
支払い回数は個人で設定できるため、自分のコースについて知りたい方は個別説明会で聞くことができます。
デジLIGは地方の人も入校できる?
オンライン受講が可能なデジLIG。そのため地方の人でもデジLIGに入校することは可能です。
ですが実際の校舎は東京と神奈川にしかないため、もし入校しようと思った場合、地方の人はオンラインでの学習のみとなります。
ここからはあくまで私個人の意見です。
地方の人でデザイナーになりたいと考えている人は、デジLIGにこだわらなくても、他のスクールでも良いのかなと思います。
理由は『教室に通えない⇒デジLIG最大のメリットである現役クリエイター講師への”直接の質問”ができない』からです。
もちろんオンラインでも質問は可能ですが、やはりその場で質問してすぐにレスポンスが欲しいもの。
オンラインで質問した場合、時間がかかるというデメリットがあるため、モチベーションの低下は避けられません。
基本的に映像教材を視聴しての学習のデジLIG。
質問に対するレスがスムーズにもらえない可能性があるなら、地方の人にとってのメリットはあまり感じられないのではないかと思います。
もし本当にそうだとするなら、もう少々受講料の出費を抑えられる、別のスクールを検討してみてもよいかと思いました。
【まとめ】校舎に通える人におすすめ!デジLIG
デジLIGについて、スクールに通った経験も活かしながら調べてみました。
デジLIGについてまとめるこんな感じ
- 未経験の人でも学べて、就職・転職サポートまでしてくれる
- 授業はオンラインorオフラインを選べる
- 講師が現役クリエイター
- 受講料は他のスクールと比較すると高め
- 就職・転職の実績がある
- オンラインで質問した場合、返信が遅めの意見も
時間とお金を使うため、スクール選びは慎重になるべきですが、あまり緻密に調べていても進まないのも事実。
今回可能な限り調べた内容をお伝えしましたが、百問は一見にしかず。
まずはご自分の目で確かめるために、気になった人は個別説明会の予約をすることをおすすめします。
(説明会はオンライン・実際の校舎、どちらか選ぶことができます)
口コミやレビューも大切ですが、受講料を払うのは自分。
少しでもわからないこと、不安なことは個別説明会で質問してみましょう!