健康一筋、大きな病気もなくアラサーまで生きてきた私。
しかし先日緊急入院。
いつの間にか10cmの子宮筋腫ができてました(未手術。11月に切除しました)。
自覚症状もなし、婦人科にも罹ったことがなかったので本当に想定外。
今回は備忘録として、私の体験をつづってきます。
【序章】ぎっくり腰?腰とお尻の間に痛み。
ことの始まりは入院日から数えて、2週間前。
私の勤める会社で爆発的にコロナ大流行。私自身も初めてコロナに感染しちゃいました。
すぐに良くなったものの、強めの咳が激しく続く日々。
そんな中ある日、腰とお尻の間に痛みがあることに気づきました。
徐々に、緩やかではありますが確実に痛みが強くなってきてる(この時点で痛みレベルは10段階中2)。
知人との何気ない会話で、それってぎっくり腰じゃないですか?と言われ、はっとした私。
ぎっくり腰を体験したことがなかったものの、年齢的にもなってもおかしくないな、と。
ドラッグストアで湿布と飲み薬を買って、そのまま2~3日療養してました。
このときはまさか子宮筋腫とは露ほども思わず、初めてのぎっくり腰、『辛い~!』位にしか思ってませんでした。
【病院A】腰に神経ブロック注射を打つ
2~3日経過を見ても変わらず、寧ろ激しくなる痛み。(痛みレベルは4)
たまらず整形外科へ。(以降、病院Aとします)
レントゲンの所見ではぎっくり腰は言い切れないものの、『ぎっくり腰のような状態』という診断結果に。激しめの咳やくしゃみでもぎっくり腰になることはあるとのこと。
椅子に座っていられないほどの激しい痛みがあったため、神経ブロック注射を2本打ち、帰宅。
注射のおかげで、当日~次の日のお昼までは痛みをあまり感じず、一安心してました。
しかし次の日の夜に変化が。
なんだかお腹がめちゃめちゃ張ってる。鏡を見ると妊婦さんのように腫れあがってるお腹。
苦しい…辛い…痛い…。(痛みレベル6)
痛みで眠れない夜をなんとか耐え忍び、翌日朝一番に病院Aに向かいました。
【エコー検査】膀胱がパンパン。
這うように病院Aに向かい、かくかくしかじかと症状と経過を説明。
エコー検査をする先生。(今思えば、整形外科にエコーってあるんですね)
〇〇さん(私)、おしっこでてますか?
膀胱がパンパンです。
……?
一瞬思考停止するも、確かに私、まともにトイレ行ったのいつだっけ??
病院Aの先生によると、膀胱が膨らんでいるのでお腹が張って痛いのかもしれないということで、一旦、自力でトイレに。
……出ない……!(気づくのが遅すぎる
病院Aは整形外科。尿道カテーテルは置いてないということで、総合病院を紹介され、すぐにタクシーで移動。(総合病院を以降病院Bとします)
【病院B】痛みのレベルは限界値に到達。
病院Bに到着。あまりにも激しい痛みで、初診でしたが、即診察。
応急処置で、とりあえずカテーテル挿入。
が、思ったような尿の量が出てこない。何度かトライするも量は変わらず。
一旦CT検査に車椅子で向かうも、痛みが激しすぎて座っていられず。
だんだん意識も朦朧としてしてきて、最早CTをどうやって撮ったか覚えていないです…(採血もいつの間に行ってました。
その後、いつの間にか外来診察室のベッドに寝ていましたが、続く激しい痛み。
カーテン越しに先生と看護師さんの会話が断片的に聞こえてきましたが、腎臓がどうのこうの。
先生と看護師さんが登場。
ここで本日2回目、病院Bでは初めてのエコー検査。そして消える先生と看護師さん。
この時痛みレベルは10。10段階の10でした。
痛みを例えるなら、私の腹部が水風船だとして、それを握力で握りつぶされる寸前という感じ。
正直、頭がおかしくなりそうでした。
30代の私ですが、所かまわず、声を出して泣いていました。
それぐらい痛かった・・・。
10分位して、再び現れた先生と看護師さん。
先生曰く、
〇〇さん(私)。どうやら子宮がものすごく腫れています。
それから血液検査の結果〇〇の値(聞き取れなかった)が非常に高いです。
しかし本日当院、婦人科の先生が不在のため、ここからさらに転院することになります。
ま・じ・か。
ってか子宮ってなに?どういうこと??
想定外の子宮というワードに軽い混乱が生じるも、
それより痛いんじゃーーーー!という気持ちが断然勝っていたわたし。
(このとき、痛みで恥もプライドもなかったと思う)
しかしここで、やっとこさ痛み止めの点滴がスタート。
開始から10分ほどで、さっきまでの痛み(乱心)は嘘のように穏やかに。。。
【病院C】痛みの正体は子宮筋腫・漿膜下筋腫
病院Bへはタクシーで生きましたが、第二の転院先の総合病院(病院Cとします)にはさすがに救急車で移動。
婦人科の先生に問診・触診・検査をしてもらい、子宮筋腫と確定。
エコー検査で子宮の外側10cm程度の筋腫みつかり、漿膜下筋腫と診断され、入院へ。
子宮の外側に筋腫があるタイプ。先生曰く、自覚症状が出にくく、子宮筋腫の中でも生理(月経)痛なども特にないタイプらしいです。
でも世間的に、子宮筋腫が見つかった人って周りじゃ全く聞かない話というわけでもない。。
筋腫がある人って、みんなこんな痛みを体験するものなの・・・?
先生によると、どうやら私の体験した激しい痛みは、いわゆる変性痛と呼ばれるものらしいです。
※変性痛の痛みレベルは個人差がある模様
私の各症状(痛み、尿が出ない、腹部が膨張している)は、筋腫が大きくなって膀胱などを圧迫していることが原因とのこと。
恐ろしすぎる……
ちなみにこの変性痛、新たな筋腫ができない限り、筋腫で一度変性痛が起こたら、時期を開けて再び激しく痛みだすことは稀と先生に言われました。
(この知らせが今回体験したことの中で、唯一の朗報でした)
【治療】経過観察 or 投薬 or 手術(開腹・腹腔鏡)
病院Cでの入院期間は一週間程度。
期間中はカテーテルを挿入して尿を出し、痛み止めの点滴を打ってました。
痛みには波がありましたが、私の場合は日を追うごとに痛みのレベルが徐々に下がり、
退院の2日前には痛み止めがなくても我慢できる程度の痛みに。
治療については、入院期間中は痛みを散らすのみ。治療はしていせん。
残念ながら、子宮筋腫は飲み薬で完治することはできないと先生から説明を受け、落胆。
先生曰く、投薬で生理を止め、筋腫を小さくすることは可能ですが一時しのぎです、と。
しかも薬の副作用も強いとのこと。
しかし私が30代という年齢、プラス筋腫が10cmということを考えると手術したほうが良いと勧められ、手術を決意。
筋腫は手術しない限りなくならず、閉経するまで大きくなるリスクを伴うらしく…
手術は、開腹手術か腹腔鏡手術2つの方法が選べましたが、
先生によると『腹腔鏡の場合、筋腫のサイズを考えると当院(病院C)では難しいです』ということで、
一週間の入院から退院した現在、新たな転院先の病院Dを探してもらってます。
腹腔鏡手術での手術を希望した理由は、入院期間が短く済むと聞いたから。
もちろん、筋腫のサイズが小さいようであれば、手術をせずとも経過観察を続けていくことが可能みたいです。
ちなみにトイレですが、退院の1日前には尿道カテーテルを外し、自力でトイレに行きだしましたが、頻尿がひどい。
退院した今現在も変わらず、多いと1時間に4回トイレに行きます……。
(あとは時々、朝方腰の痛みで目が覚めたり。)
痛みは一旦置いておいて、私の場合は頻尿レベルが生活に支障をきたしちゃうので、この件も手術を選択した理由の一つではあります。
【まとめ】自覚症状なし。自分は無関係だと思ってた
以上が緊急入院から退院までの私の体験談です。
私の会社では子宮検診はあるけれど、年齢の壁があり、検診は今まで受けたことがありませんでした。
婦人科にも言った経験がないため、同じく然り…。
自覚症状自体なかったため、激しい痛みのある変性痛に襲われて初めて子宮筋腫が発覚したケース。
今までは生理(月経)も辛くないし、婦人科にもかかった経験もなし。子宮筋腫とかは無縁でしょ!と思ってました。でも子宮筋腫でした。
無症状・無自覚の身でいきなりの激しい変性痛の体験は、私の人生でTOP5の辛い経験にランクインしました。笑
メンタル的にもかなりダメージがあった経験です。。
もし私のように検診をしたことがない人がいたら、一度は行ってみてみるのもありかと。
職場の健康診断の他にも、自治体によっては無料で検診を受けられる場所もあるとか。
手術については、不安がないといえば嘘になりますが、今現在も筋腫のせいでぽっこりしている私のお腹。このぽっこりとおさらばできると考えれば、少しはポジティブな考えになれます。
しかし、沢山病院めぐりしたなぁ。病院A・B・C(予定では手術で病院Dも追加されるはず)。
今思うと、筋腫の痛みをぎっくり腰と考えていたのはちょっとおかしかったかもしれませんね…笑
今回の件については、手術など、また続報があり次第書いていきます!